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相談室
日本女医会では一般の方々の健康に役立つ情報を発信すると共に、皆さんからの健康相談を受け付けております。相談は無料です。お問い合わせのコーナーからお気軽にお寄せください。
(質問によっては、お答えできない場合、お時間がかかる場合がございます。ご了承ください)


小児科専門医の相談室⑱ 「子どもの副鼻腔炎」
風邪をきっかけに発症することが多く、黄色や緑色の鼻水が10日以上続くと疑います。 副鼻腔が未発達な幼児は炎症を起こしやすい一方、適切に治療すれば改善しやすいのが特徴です。 保育園や幼稚園など集団生活が始まると罹りやく膿性鼻汁に加えて夜間や朝の咳、鼻づまり、乳幼児では食欲不振や不機嫌がみられることがあります。症状が10日以上続いたり、いったん良くなって再び悪化する場合に診断されます。 通常はレントゲンは不要ですが、高熱が続く、頬や目が腫れるなど重症が疑われる場合は画像検査を行います。治療は鼻の通りを良くする処置や薬を用い、家庭での鼻吸引や鼻洗浄も有効です。10日間治療しても膿性鼻汁が続くときは抗菌薬を検討します。 風邪から副鼻腔炎になりやすいため、早期の対応で慢性化を防ぐことが大切です。 2025/11/7 日本女医会 小児救急・子育て支援委員会 新谷朋子
11月7日


小児科専門医の相談室⑰ 「インフルエンザが流行っています~ インフルエンザワクチンについて~」
本年は、インフルエンザの流行が例年より早く始まりました。 10月1日からインフルエンザワクチン接種が始まっていますので、早めに接種することをお勧めします。 既にインフルエンザにかかってしまわれた方も、ワクチン接種が望ましいです。 理由は、インフルエンザにはA型B型等が複数あることと、重症化を防ぐ効果があるからです。1度かかった型には免疫ができますが、他の型には免疫がないため、同じシーズンに別の型のインフルエンザに再感染する可能性があるからです。 昨年から、従来の不活化ワクチンの他に、2歳から19歳未満の方には、経鼻ワクチンも選択肢の一つとなりました。 これは、両側の鼻の粘膜に1回0.1mlずつ噴霧する3価の弱毒生ワクチンで、米国では2003年から、ヨーロッパでも2013年から使用されています。 注射嫌いの子どもさんや、痛みが苦手の方には嬉しいニュースです。しかし気管支喘息の患者さまや妊婦の方、周囲に授乳されている方や免疫不全の方がおられるときは不活化ワクチンの方が奨められています。 かかりつけの先生とご相談になり、適切なワクチンを接種していただき
11月7日


小児科専門医の相談室⑯ 「HPVワクチン 9月までに接種できなかった高校1年生の方へ、さらにお急ぎください!!」
HPV(ヒトパピロ―マウイルス)は子宮頸がんの主な原因となるウイルスです。 HPVワクチンは、この感染症を予防し、子宮頸がん発症のリスクを大幅に減少します。 15歳以上の方は3回、15歳未満の方は2回の接種が必要です。 現在、小学校6年生~高校1年生の女子が定期接種の対象者です。 昨年まで行われていたキャッチアップ接種も終了しましたので、高校1年生の方は定期で受けるためには、年度末(3月)までに3回接種を終える必要があります。通常の方法では遅くとも9月までに1回目の接種を受ける必要がありましたが、まだの方は最短法で 4か月 で接種する方法もあります。その場合でも 11月 までに接種する必要がありますのでお急ぎください。 尚、平成9年度生まれ~平成20年度生まれの女性で、2022年4月~2025年3月末までにHPVワクチンを1回以上接種した方が、公費による接種を希望する場合は、2026年3月末までに2回目・3回目のワクチンを接種することができます。 <接種方法> ※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。 5か月未満である場合は3
11月7日


小児科専門医の相談室⑮ 「HPVワクチン 高校1年生の方お急ぎください」
HPV(ヒトパピロ―マウイルス)は子宮頸がんの主な原因となるウイルスです。HPVワクチンは、この感染症を予防し、子宮頸がん発症のリスクを大幅に減少します。 15歳以上の方は3回、15歳未満の方は2回の接種が必要です。 現在、小学校6年生~高校1年生の女子が定期接種の対象者で...
9月18日


小児科専門医の相談室⑭ 「百日咳」
今年の百日咳は、国立健康危機管理研究機構は全国の医療機関から報告された累計患者数は、8月31日までに速報値で7万2448人になったと明らかにしました。 現在の集計法となった2018年以降、7万人を超えたのは初めてのことです。昨年は4700人で15倍以上の感染者数になっていま...
9月18日


小児科専門医の相談室⑬ 「起立性調節障害(OD)」
近年、小中学生の中で「起立性調節障害(OD)」が増えています。 発症のピークは10〜16歳で、特に女の子に多いと言われています。 有病率は約10%、不登校の子どもの約40%がODと関係しているとも報告されています。 主な症状...
9月8日


小児科専門医の相談室⑫ 「熱中症」
今年の暑さは史上最高といわれ、次々と日本の歴代最高気温を更新したことは大きいニュースになりました。この暑さは10月になっても続くようです。 この暑さに伴い熱中症も増えています。昨年も猛暑が続き熱中症警戒アラートは過去最多の1,722回発表されました。また5月~9月の救急搬送...
9月8日


小児科専門医の相談室⑪ 「日本の子どもの睡眠が危ない」
日本人の平均睡眠時間は、大人で約7.4時間、0~3歳の子どもで約11.6時間と、世界的に見ても非常に短いとされています。ちなみに、ニュージーランドでは大人が8.6時間、子どもは13.3時間の睡眠を確保しています。 睡眠と覚醒のリズムが不規則になると学業成績の低下を招き、さら...
7月18日


小児科専門医の相談室⑩ 日本耳鼻咽喉科学会「こどものみみ・はな・のどの病気」
日本耳鼻咽喉科学会様ホームページより 、 「 子どものみみ・はな・のどの病気 」 をご活用ください。 2025/4/11...
4月11日


小児科専門医の相談室⑨ 日本小児科医会作成の子育て支援アプリ【育ナビ】をご利用ください。
日本小児科医会から、子育てにかかわる全ての方に向けた子育て支援アプリ「育ナビ」がリリースされました。小児科医の立場から厳選して選ばれた情報が満載です。どうぞご活用ください。 詳しくは以下の「育ナビ」画像をクリック ...
4月11日


小児科専門医の相談室⑧ 「こどもの異物」
乳幼児は好奇心旺盛で、目にはいるもの、手に触れるものすべてに興味をもって、すぐに口に入れて、食道異物、気管支異物になることがありますので身の回りに小さなものを置かないようにしましょう。 異物が気道内に入って、咳き込み、ゼイゼイしたり、息苦しさ、顔色が青くなるなどの症状があ...
4月9日


小児科専門医の相談室⑦ 「5歳児健診を受けましょう!」
5歳児健診は、これまで一部の自治体で任意に実施されていましたが、2025年度から本格的に全国的に普及します。いままでは、3歳児健診の後は小学校入学の直前に行う「就学前健診」しか機会がありませんでした。 幼児期は言語の理解能力や社会性が高まり、発達障害が認知される時期であり...
1月17日
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