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小児科専門医の相談室⑯          「HPVワクチン 9月までに接種できなかった高校1年生の方へ、さらにお急ぎください!!」


HPV(ヒトパピロ―マウイルス)は子宮頸がんの主な原因となるウイルスです。

HPVワクチンは、この感染症を予防し、子宮頸がん発症のリスクを大幅に減少します。


15歳以上の方は3回、15歳未満の方は2回の接種が必要です。


現在、小学校6年生~高校1年生の女子が定期接種の対象者です。

昨年まで行われていたキャッチアップ接種も終了しましたので、高校1年生の方は定期で受けるためには、年度末(3月)までに3回接種を終える必要があります。通常の方法では遅くとも9月までに1回目の接種を受ける必要がありましたが、まだの方は最短法で4か月で接種する方法もあります。その場合でも11月までに接種する必要がありますのでお急ぎください。


尚、平成9年度生まれ~平成20年度生まれの女性で、2022年4月~2025年3月末までにHPVワクチンを1回以上接種した方が、公費による接種を希望する場合は、2026年3月末までに2回目・3回目のワクチンを接種することができます。


<接種方法>


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※1

1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。

5か月未満である場合は3回目の接種が必要になります。


※2・※3

2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。



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2025/11/7

  日本女医会 小児救急・子育て支援委員会

               藤谷宏子

 
 
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