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小児科専門医の相談室㉕       「子どもの便秘、どうしたらいい?」

  • 8 時間前
  • 読了時間: 2分

「何日もウンチが出ない」「ウンチが硬くて痛がる」「ウンチをするときに泣く」

――子どもの便秘は、決して珍しいことではありません。


便秘というと「何日出なかったら便秘?」と考えがちですが、回数だけでは決まりません。

小児慢性機能性便秘症ガイドラインによると、便秘とは「便が滞った、または便が出にくい状態である」と定義されます。毎日ウンチが出ていても、硬くて痛かったり、出すのを嫌がったりする場合は便秘のことがあります。


特に子どもは、一度硬いウンチで痛い思いをすると、「また痛いかも」とウンチを我慢するようになることがあります。するとウンチがさらに硬くなり、ますます出しにくくなる――という悪循環になってしまいます。


トイレットトレーニングにも影響することがあります

便秘は、トイレットトレーニングにも影響することがあります。ウンチが硬くて痛い経験をすると、「トイレでウンチをするのは嫌だな」と感じたり、ウンチを我慢したりすることがあります。そうすると、トイレに慣れるまでに少し時間がかかることもあります。

「なかなかトイレでウンチができない」と焦るのではなく、まずはウンチを痛くなく、気持ちよく出せるようにしてあげることが大切です。


おうちでできること

まずは、水分をしっかりとること、野菜や果物などを取り入れること、適度に体を動かすことを心がけましょう。また、朝食後など、毎日、同じ時間にトイレに座る習慣をつけるのもおすすめです。出なくても叱らず、「ゆっくり座ってみようね」と声をかけてあげましょう。トイレに座ることができた日は、カレンダーにシールを貼ったりすると、子供は満足感が得られます。

そして大切なのは、「ウンチを我慢しないで」と責めないこと。子どもにとっては、我慢しているのではなく「痛いから怖い」という場合もあります。


受診したほうがよいとき

ウンチが硬くて痛がる、何度も便秘を繰り返す、ウンチを我慢する、お腹が張る、食欲がない、肛門から血がつく――このような場合は、小児科に相談してください。

便秘は「そのうち治る」と我慢する必要はありません。早めに相談して、ウンチを痛くなく出せる状態にしてあげることが大切です。


お子さんが「ウンチは怖くない、出して大丈夫」と思えるように、一緒に便秘を治していきましょう。


2026/8/18

  日本女医会 小児救急・子育て支援委員会

               渋川洋子

 
 
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