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水俣病を振り返り、教訓を活かせ。

世界で最初の公害病、水俣病の原点「百間排水口」を、老朽化により崩落の危険があるとして水俣市は取壊しを可決した。市は7月1日から急遽取り壊しを決行しようとしたが、市民や県民から取壊し反対の抗議を受け、一旦延期となった。


水俣病のツアーはいつも原点の「百間排水口」からスタートしてきた。負の歴史であっても、残し伝えていくのが地方行政の役割である。しかし、不知火湾は、すでにヘドロの上を埋め立てられて「エコパーク」という名前になり、水俣病資料館もかつての展示資料ではなく、エコ中心の展示に変わってしまった。


PFASによる環境汚染が問題になっている今、同じことを繰り返さないためにも水俣病について再度振り返る必要がある。


参考記事

『保存を求める声も』水俣病の原因企業チッソが有毒な工業排水を流した「百間排水口」あしたから撤去始まる)

〝水俣病の原点〟百間排水口の樋門撤去、反対市民ら工事阻止 市は着手見送り)















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