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小児科専門医の相談室⑳       「年齢で変わる“話し方” ― 子どもの構音発達を知ろう ― 」

  • 56 分前
  • 読了時間: 2分

子どもの発音は、すべての音を最初から正しく話せるわけではなく、舌や唇、あごの発達に合わせて習得していきます。一般に、「あいうえお」などの母音や「ま行」「ぱ行」は2~3歳頃、「た行」「な行」は3歳頃までに安定してきます。「か行」「は行」は3~4歳頃に身につき、難しい「さ行」「ら行」「つ」などは4~6歳頃までかけて完成していきますが個人差はあります。


小さいうちに「さかな」が「たかな」になるなどの言い間違いは、発達の過程でよくみられるもので、特に幼児期は、難しい音を言いやすい音に置き換えて話すことがあります。


ただし、年齢が上がっても同じ発音の誤りが続く場合や、会話全体が聞き取りにくい場合には、構音障害や難聴などが隠れていることもあります。発音には個人差がありますが、「同年代の子と比べてかなり聞き取りにくい」と感じるときは、小児科や耳鼻咽喉科のきこえやことばの相談外来に相談すると安心です。


また、吃音(きつおん)、どもりは、ことばの繰り返し、引き伸ばし、ブロック(出にくい)があり、人前で話そうとしなくなることも心配されます。2〜3歳で2語文以上の発話を始める頃に発症しますが、7割以上は自然治癒するためまず1年は様子を見て、楽しくお喋りできるように環境を整えます。改善がなく、日常生活や学業・職業にも影響が出る場合は耳鼻咽喉科やことばの相談のできる施設に相談しましょう。














2026/4/28

  日本女医会 小児救急・子育て支援委員会

               新谷朋子

 
 
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