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日本学術会議の任命拒否に対するステートメント


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内閣官房長官 加藤 勝信 様 公益社団法人日本女医会は政府による日本学術会議への人事介入に抗議致します


公益社団法人日本女医会 役員一同 2020年11月30日

日本女医会は 1902 年の創立以来、日本女性医師の相互の連携を図り、公衆衛生の 向上と国民福祉の増進に寄与することを使命として活動を続けている公益社団法人 です。

この度の菅総理が学術会議の第 25 期新規会員任命に際して、日本学術会議が推薦した105名の候補のうち6名を拒否し、その理由を明かさなかったことに対し強い疑念を抱き声明を発することと致しました。首相は理由を示さないことを追求されると、「学術会議は閉鎖的で既得権益のようになっている」という趣旨の発言を繰り返しています。任命を拒否することの是非と、学術会議のあり方の問題が渾然一体となっています。学術会議の在り方や選出方法については、政府の人事介入とも思われる今回の任命拒否とは異なる問題です。これらの論点のすり替えは、国民への誠実さにも欠けるものと考えられます。 また、国民の安寧を考えていく上で、 日本学術会議の発足は、日中戦争とそれに続 く第二次世界大戦で日本の科学者が軍事に深く協力をし、尊い人命を奪う結果になったことを反省し、二度と再び科学者が盲目的に戦争に加担しないという決意のもとで、 時の政府から「独立して職務を行う(日本学術会議法第3条)」という主旨で 1949 年 に日本の科学者の代表を担う組織として発足したものです。

科学者の中でも特に私たち医師には、日中戦争とそれに続く第二次世界大戦下で、 731 部隊が残忍な人体実験を行い、また生物・化学兵器の開発を試みていた暗黒の歴 史があります。私たち医師はこの事実を厳粛に受け止め、決して忘れず後世に伝え、 人類普遍の幸福である健康維持と尊厳維持のために、日頃よりあらゆるものから独立 して職務を全うしております。

拠って私たち公益社団法人日本女医会は日本の女性医師の立場から、この度の政 府の日本学術会議への人事介入は、日本学術会議の設立の主旨に大きく背くもので あるとして、多大なる危惧の念を示すものであり、ここに強く抗議の意を示すとと もに、6 名を任命されない理由を明確に説明する事を要望いたします。

以上

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