乳がん診療の最近の話題

更新日:2021年7月18日

作成者:東京女子医科大学附属青山病院 乳腺科

青山 圭


1.乳がんの疫学

日本でも乳がんの発生率は年々増加し、女性のかかるがんのトップになりました。2010年では罹患者数は約7万6千人となり、日本人女性が乳がんにかかる割合は16人に1人といわれています。欧米では閉経後の乳がん症例が多いですが、日本では閉経前・後の40代~50代でかかる方が多いです。乳がん増加の背景には、ライフスタイルの欧米化が指摘されています。高カロリー・高脂肪の食生活による思春期女性の初潮の低年齢化や肥満、晩婚・少子化による初潮から第1子出産までの期間の長期化などが危険因子として上げられます。



2.乳がんの予防

エビデンスレベルはそれぞれ異なりますが、1次予防として乳がんリスクを下げることが報告されているものがあります

*閉経後の肥満と過体重を避ける *定期的な運動をする *禁煙をする *ホルモン補充療法を控える